脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(11月後半)
脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。
・テーマ:何事も初めこそ「質」より「量」
何かに取り組むとき“質”を高めて、より良いものを生み出したいと考えるのは素晴らしいこと。でも、それを初期段階において追及してしまうと、思わぬ落とし穴にハマってしまうことも少なくありません。
最初に物事へ着手するときは、知識も経験も協力者もいないのが通常です。そんな状態で取り組んでも基盤ができていないがゆえに、考え抜いたとしても陳腐なものになりがちで、完璧を目指したとしても方向性がズレており芯を掴んでいないことがほとんどです。
では、ここで勉強をしたと仮定してみましょう。確かに知識を仕入れれば、効率よく物事を進めることができる場面もあります。しかし、知識を手に入れたとしても、実践することでしか見えてこないものも少なくありません。逆にいきなり実践しても、非効率になってしまいます。
簡単な知識と経験のくり返しが揃った後、自分の中でそれらが熟成した時に初めてモノにできたと言え、そこからやっと質を追求していける段階になるのです。では、そのレベルまで持っていく上で大切なこととは何なのでしょうか。その答えは“量”です。
・ラッキーアクション:反復練習
・ラッキーアイテム:ガム
・ラッキーカラー:黄緑色
とにかく愚直に取り組んでみる、そして試行錯誤を繰り返し身につけていく。これこそが“量”を重ねるための方策です。量を重ねれば、取り組むたびに自ずと余計なものが削ぎ落され洗練されていき、質も高まっていきます。
それこそ周囲から「よく飽きないな」と思われるくらいに回数を重ね続ければ、あるラインに達した時に化学反応が起こります。それこそが、あなただけのやり方と感性が浮上するとき。質の門が開かれる瞬間なのです。その時には当然、協力者にも恵まれるはず。
通常、完成度の高い“質”は膨大な“量”の上にしか成り立ちえないのです。
これをもって、今期の運を下げないお話とさせていただきます。
(脇田尚揮)
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