脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(6月前半)
脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。
脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(6月前半)
・テーマ:バランスよく蓄える
6月、古くは「水無月(みなづき)」と呼びます。梅雨である6月の時期に「水」が「無」い月というのは、少し違和感があるような気がしますよね。実はこれは「水が無い」という意味ではありません。6月はちょうど田んぼに水が張られる時期。そこで、「水の月」という言葉が「水な月」→「水無月」と変化したという説があります。
またそれ以外には、「水を張った月」という意味で「水張月(みずはりづき)」や、「田植えが全てし終わった月」という意味の「皆仕月(みなしつき)」という呼び名もあり、これらが「水無月」の語源とも考えられています。これらは私たち日本人の“蓄え”、つまり準備の精神から生じたものなのかもしれません。
余裕ある仕事の土台は、全ての部門にバランスよく「蓄え」を保有することだと言えます。どのような仕事も“攻・守”のバランスが大切です。攻めばかりに資源を投入していると何かの拍子に手痛い支出やダメージがあった際、生活を守り切ることができません。その結果、暮らしがストップしてしまったり、最悪ご破算の憂き目に遭うことも考えられます。
だからこそ“分散投資”の視点を持っておくことが重要になります。仕事における分散投資とは、蓄え(人・モノ・技術など)を保有させる対象やそのタイミングなどを1つ、1回に集中させるのではなく、いくつかにわける手法を指します。
・ラッキーアクション:口座を複数持つ
・ラッキーアイテム:通帳
・ラッキーカラー:薄紫色
投資の世界には「卵を1つのカゴに盛るな」という格言があります。例えば、多くの卵を1つのカゴに持っているところを想像して下さい。もしも何らかのトラブルでカゴがひっくり返ったら、卵は全て割れてしまうでしょう。しかし、複数のカゴに分けて別々に入れていれば、1つのカゴがひっくり返っても、それ以外のカゴの卵は無事なままです。
仕事における分散投資はこの考え方に則り、カゴ(部門先・事業など)を複数用意して卵(資金・労力)をわけるという手法です。言い換えると、いつか予期せぬ事態が起きて自分の価値が暴落しても、自己資産をすべて失うような大失敗にならないための方法です。
資金や労力を分散させると言っても「とりあえず」投資先を複数にすれば良いというわけではありません。ターゲットや価値、価格帯が異なるものを組み合わせるのが基本です。そして可能なら全ての部門にバランスよく“蓄え”を保有させることが理想。
そうすれば何かトラブルが起きたとしても、余裕のある対応ができるでしょう。仕事の土台は“分散投資”が基盤にあると言えるのです。
Q.あなたは日常の仕事において資源を分散させていますか? 自分なりの方法論がありますか。
これをもって、今月上半期の運を下げないお話とさせていただきます。
(脇田尚揮)
コメントを残す