脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(9月前半)
脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。
・テーマ:因果を考えてみる
9月、古くは長月(ながつき)と言われています。旧暦では秋から冬へと変わり、陽の出ている時間が短くなるシーズンでもあり、月が最も美しく輝く時分でもありますね。昼が短くなるということは、夜が長くなるということでもあります。この“秋の夜長”をどのように過ごすか、それが9月をどう活かすかに繋がるかもしれませんね。9月の他の言い方は菊月(きくづき)、木染月(こぞめづき)、夜長月(よながづき)など様々あります。
昨今は先行きが不透明な時代と言われて久しく、社会がどうなるのか見えてこず、仕事においても何がこれから当たるのか分からないとよく言われます。ただ、その中でも確実なものがひとつあります。それが“因果関係”です。
この因果関係の“因果”とは、原因と結果との関係性を示す言葉で仏教用語でもあります。簡単に言うと、結果には必ず意味があり、今現れている結果(果)は過去の自分の意思(業)による行動の直接原因(因)・引き金となる間接原因(縁)によるものというものです。
たとえば、現在収入が少ないという結果が表れているとしたら、それは過去に収入に繋がる行動を起こしていなかったという帰結。つまり、結果というのは過去の行いに対する必然的な評価、通信簿のようなものなのです。
・ラッキーアクション:結果から逆算する
・ラッキーアイテム:料理本
・ラッキーカラー:水色
たとえ自分には全く身に覚えのないようなものであったとしても、過去の人生のどこかで行ったこと、もしくは考えたことや感じたことに由来する産出物である、そう考えると受け止めることもできるのではないでしょうか。
もちろん、いい結果ならそこには良い因果があったでしょうし、悪い結果なら悪い因果が引き起こしたと言えます。大事なことは、目の前の結果には「因果」が宿っているということ。それを素直に受け止め自分のものとして腑に落とすことがでれば、きっとその結果の解析ができるはずです。
だからこそ先行きが見えないと諦めるのではなく、そうなった原因を分析していけば自ずと手がかりを得ることができます。習慣の蓄積が結果として現れたのなら、そこにメスを入れれば良いのです。そう考えれば、実は「不確実な社会」という表現はあり得ないのではないでしょうか。
完全に確かな結果は無いとしても、逆算して因果関係を辿ると案外本質が見えてくるのかもしれません。
これをもって、今期の運を下げないお話とさせていただきます。
(脇田尚揮)
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