脇田尚揮の運を「下げない」お話(2022年11月上半期)
脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。
誰かと一緒に歩んでみる
11月、古くは「霜月」(しもつき)と呼ばれています。1年のうちで最も変化のある月です。初旬はまだ青天高く秋晴れの好天気が続きますが、立冬を過ぎると朝晩の気温が下がり寒さを肌で感じるようになります。中旬には霜が降りはじめ、私たちの周りの風景も華やかな黄葉や紅葉の色彩りを見せていきます。下旬は落葉が舞って初雪も見える地域があり、冬の到来が近いことを知らせてくれます。そんな11月は日本の風土を象徴する月です。
11月は「○○の秋」と言われるように、何かに取り組むうえでうってつけのシーズン。よく勉強やスポーツなどで目標に到達したいとき、友達や仲間と時間や場所を決めて一緒にやった思い出はありませんか。実は、一緒に熱中する仲間がいると気を抜かずに頑張れる、というシンプルな人間科学があるのです。仲間と共通の目標に熱意をもって向かうと、途中で自分が諦めてしまったり、ヤル気を無くすことに対してちょっとした罪悪感を持ってしまいます。その結果、しっかり目標を達成しなきゃ! という“内的叱咤”が心の中に生まれます。
一緒に取り組む者同士が、この内的叱咤を持っていると不思議な現象が起こります。それは、自分の能力以上の力を発揮できるということ。お互いが自分の中にモチベーションを持つ事で、それを認知し合うことにより、自分(お互い)を引き上げることに繋がるのです。
これは、人間は孤独な状況を避けて誰かと一緒にいたいという「親和欲求」が根底にあるからだと言えます。不安な状況(目的達成)に対して孤独に耐えるのは、それだけ強いストレスがかかるため、そのストレスを回避するために誰かと一緒に耐えようとする心理傾向が働いているのです。
11月上半期のラッキーアクション&アイテム
・ラッキーアクション:親しい誰かと何かに取り組む
・ラッキーアイテム:グレーの靴下
誰かと一緒に何かをすることは、仏教でも「同行二人(どうぎょうににん)」というフレーズで語られます。この言葉は四国八十八箇所霊場を巡礼する人が白衣や傘などに書き、巡礼の道中には自分一人だけではなくて弘法大師が傍に居てくれるという信仰を表したものです。
この「独りじゃない、誰かがいる」という安心感は、何かを継続するうえでとても重要なファクター。そこで同調色であるグレーを靴下のカラーに添えてみてください。
何かをする時間は一人かもしれませんが、みんなの志(想い)が1つになり叶っていくはずです。
これをもって、11月上半期の運を下げないお話とさせていただきます。
(脇田尚揮)
プロフィール
脇田尚揮(わきた・なおき)
株式会社ワンダフル・ライフ顧問、企業占術鑑定士、大学講師、首座僧侶、秀心寺住職(僧号:脇田尚徳)。会社との顧問契約による”星暦術”による鑑定を業とする。福祉用具専門相談員、福祉心理カウンセラー。TVなどメディアでも活躍中。代表書籍は『生まれた日はすべてを知っている』。近作として占い×手帳『まむすび』。
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