脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(3月前半)
脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。
脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(3月前半)
・テーマ:無意識の習慣の一部を“置き換え”る
3月、古くは弥生(やよい)と呼ばれていました。草木がますます生い茂る時期であることから、月の名前としての語源は「弥や生ひ月(いやおひづき/いやおいづき)」に由来すると考えられています。他にも「晩春」「花惜月」「雛月」といった別名もあります。
日本では新年度である4月の前の月として、転職や転勤、卒業など別れのシーズンとしてのイメージがあるかと思います。そこで、年齢を重ねるにつれて何だか時間の流れが速く感じる…… と、ふと思った経験はありますか。実は、私たちは年をとるごとに未経験や知らないことが減るため、その分時間を短く感じる心理傾向があるとされます。これを「ジャネーの法則」と言います。
つまり、1歳のときに感じる時間の流れをそのまま1年分とした場合、2歳のときに感じた1年は、2年間の人生の内のちょうど半分なので2分の1に感じる。同じく3歳のときは2歳までの経験に対し、新たな1年は3分の1の割合を占めるので、体感時間は3分の1になるという理論です。
そのため、仮に85歳まで生きた場合の人生全体の体感時間は
1+1/2+1/3+……+1/84+1/85
という結果になると言えます。
そう考えると“時間的価値”で考えたときに私たちはある程度の年齢に達したら、自分の人生をいかに積極的に充実させようと意識するかが大切になってくると言えます。
・ラッキーアクション:新しい帰路の開拓
・ラッキーアイテム:定期入れ
・ラッキーカラー:水色
ただ漫然と日々の生活を繰り返していると、新たな刺激や経験を得られないためあっという間に高齢になってしまうという場合も少なくありません。では、体感時間を長くするには何が大切になってくるのでしょう。
ひとつは無意識的に行っているルーティンに“テコ入れ”をすることが挙げられると言えます。私たちは習慣の生き物であるため、約80%が無意識の行動を繰り返しているとされます。その中の一部を違うものに“置き換え”してみるのです。
例えば、会社や学校への帰宅路で考えた場合、毎日同じ道を通るのではなくいつもと異なるルートで帰ってみたり、あえて1駅歩いてみたりするのです。そうすることで、これまで気が付かなかった発見や体験を得ることができるように。
意識的に自ら新しいアクションを起こすことによって、何歳になっても時間的価値の高い人生を送ることができ、豊かな生き方に繋がると言えるのです。
これをもって、今月上半期の運を下げないお話とさせていただきます。
(脇田尚揮)
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