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脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(3月前半)

脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。

 

・テーマ:必要不可欠の需要に耳を傾けること

 

3月、古くは弥生(やよい)と言われ、いよいよ春が近づき草木が元気に芽吹き始めます。この弥生の“弥”とは「いよいよ」という意味。いよいよ(弥)生い茂る時分になってきたということから弥生と言われるようになったのだとか。他にも3月は桜月や花見月など、この時期のお花見になぞらえた呼び方もあります。

 

このように3月は気候も穏やかになり、草木も動き始めます。この至極自然の理(ことわり)は、植物だけでなく動物…… 私たち人間の運にも同じことが言えます。特に3月は、新年度が始まる前の月ということで、学校や会社などで卒業や人事異動などがありますよね。これは新たなスタートや目標に向かって、より適応的に進化していくということです。

 

世間の需要は日々変化していくもの、それに応えるというのが社会的意義だと言えます。そして、こういったものが欲しい、このようなものがあればいいという個の理想を叶えていくために知識や労働力が集まったもの、それが企業だと言えます。

 

ただそれだけではなくさらにその上、社会に「必要を供給する」というところまで到達することを目標とできれば、企業価値はぐんと高まります。新たな必要を創出するというのは、世間のお困りごとを発見し解決するという困難な作業が求められるからです。

 

・ラッキーアクション:情報収取

・ラッキーアイテム:本

・ラッキーカラー:深緑

 

私たちが常識的に発想するもののほとんどは、先人たちが開拓して形にしてくれたものだと言えます。ここに新たな必要を生み出すというのは、並大抵のことではありません。

 

なぜなら対象を特定し“抽象化”したうえでまた具体的なものに落とし込む必要がある、つまり本質を様々な観点から見つめ直し再構築する作業が求められるからです。そのためには“ラテラルシンキング”が必要になります。

 

ラテラルシンキングはマルタ共和国の医師、エドワード・デボノ氏により提唱されました。氏は従来の論理的思考や分析的思考を「垂直思考」と位置づけ、理論を深めることには適しているものの斬新な発想には繋がりにくいとしました。

 

これに対して多角的な視点から物事を検証し、既存の概念にとらわれない発想を「水平思考」と位置づけ、前提そのものを疑うことで解決策を見出す思考法ラテラルシンキングを提唱しています。この発想が無ければなかなか新たな必要まで到達できません。

 

しかしそれは会社内部の中で意見を出し合えば、という“条件付き”ならの話です。真の必要は会社に求める万人の声から拾い上げることで見出すことが可能になると言えます。企業の本質は世間のお困りごとだけでなく、必要に応えるという大前提に立ち返ること。そこから見えてくる世界もあるでしょう。

 

必要不可欠の需要に耳を傾けてあれば、新たな価値を創出する上で万全の準備を整えることができるのです。

 

これをもって、今月上半期の運を下げないお話とさせていただきます。

 

(脇田尚揮)

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