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介護のちから

介護のちから ~第19回~介護と腰痛

介護のちから 2022.06.09
介護のちから ~第19回~介護と腰痛

    はじめに

    こんにちは。気ままに毎週お届けするコラムを担当する清水です。

    今回は「介護と腰痛」というテーマに沿って話をしてみたいと思います。

    介護と腰痛

    今回は介護の仕事をしている皆様には切っても切り離せない問題。それは「腰痛」の話になります。
    私自身も腰椎のヘルニアにより、職場を退職した経験もございます。
    ですが、トレーニングを行い、生活改善を行って治療が成功した経験がございます。

    そんな経験を元に、今回は少しでも皆様の参考になればと、このテーマを選ばせてもらいました。
    コラムというよりは経験談となってしましますが、しばしお付き合いの程、お願い申し上げます。

    さて、私が新卒で就職したのは15年前。汗。もうこんなに経っていたのですね。改めてびっくりです。
    15年前に介護の仕事をしている時は、新人で毎日朝は職場に行き帰りは研究課題などがあったため終電といったような生活が続いていました。

    そんな中、かがんで行う排泄介助などで腰に違和感を覚えたのは確か就職して3か月経過後と早速の試練が訪れました。この時はどうにかなるだろうと一心に施設にいる利用者さんの事しか考えず、仕事中は利用者さんと向き合っていました。ですが、時々、「ピキッ」なにか骨なのか?神経なのか?違和感を感じるようになり、急に来る痛みが生じるようになりました。さすがに治療を行わなければと思いましたが、当時の仕事は夜勤が続いており、なかなか通院の日程が合わずに苦労していました。

    そんな中、まずは温める事から始めてみようと、自宅に合った温シップを貼ってみると、「おぉ、これは効きそうだ!」2~3日は良くなった気がしました。
    ですが、結果私には合わなかったようで病院に行き、シップとストレッチをするように言われました。

    シップを貼り「これ!」と感じたのですが、寝ている時にシップを貼ると朝は剝がれているのと一番つらい朝に効果が見られず、効果はあったものの失敗に終わりました。

    次にコルセットです。
    これは痛ましい悲劇が起こりました。
    コルセットをしている時は良いので、更にシップを張って日々を過していました。「これこそ完璧」と思っていました。

    ここで悲劇が訪れました。
    コルセットを外した瞬間、腰からストンと地面にまっすぐに膝を付き、ギックリ腰を患ってしまいました。
    さすがに成す術ナシと思われたのですが、病院のDrから、このままだと将来歩けなくなると言われ、様々な書籍を読んで行き着いたのがストレッチ&温める&腹筋と背筋のバランス調整でした。

    私のトレーニング方法は毎日腹筋と背筋を1日1回から始めて365回でリセットするという目標を掲げ、無理はしないと決めました。
    ほとんど毎日行っており、腹筋は腰を痛めないように丸めた毛布を腰に引き深くまで腰を降ろさず、状態も完全には上げず、負担のかからない姿勢で短時間ですが、実行し、その後は簡単なストレッチ。夜はゆっくり入浴。この3つを継続して1年程経過してからは、最近まで(今も内心行わなければと思っています。)、ヘルニアが再発しませんでした。
    当時23歳くらいだったと思います。

    ここで、腹筋と背筋のバランスがとても大事なことに気づきました。

    皆様に少しでも参考になればと思うのですが、現在は、私の体力的に毎日腹筋と背筋を行う気力がありませんので、EMSを使ったトレ-ニングを検討しております。

    こちらも効果がありましたら、皆様にまたコラムでご報告したいと思います。

     

    それでは、今回は【介護と腰痛】というテーマでコラムを書かせていただきました。

    また来週あたりにお会いしましょう。

     

    プロフィール

    清水勇耶(しみず・ゆうや)

    ケアマネジャー。株式会社ワンダフルライフ代表取締役。みんなでケア開発者。

    一人よりも二人より多くの方々の幸せのためにという法人理念の基、関わる皆様に介護業界がより良くなるようなご提案のできる仕事を心がけている。また、福利厚生としてLVMHグループの介護福利厚生、介護ロボットの活用、その他介護支援専門員問の研修・セミナーなども行っているなど、幅広い分野で活躍中。主な取得資格等:介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事、厚生労働省IOTロボット評議員、同省介護ロボット講師、AI・IOTシニアコンサルタント、ビジネスモデル検定1級、運行管理者