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介護のちから

介護のちから~第13回~関係ないことも実はつながっている?

介護のちから 2022.04.08
介護のちから~第13回~関係ないことも実はつながっている?

    はじめに

    こんにちは! 毎週お届けするコラムを担当する清水です。

    今回は「関係ないことも実はつながっている?」という題材に沿って話をしてみたいと思います。

    3つの介護経験者の、他業種でも役に立つ経験を基にした特徴

    皆様が普段、介護の仕事をしていて、あぁ。夜勤だるい。とか、今日は朝勤務だ。とか、場合によっては残業など、辛いときってありますよね(介護に限った話ではないですが)。そこで、現在、介護畑から出てきた私が、違う業種(システム関係)に移った今でも介護の仕事で培った能力や考え方が活かされていることがありますので、そのことにも少しだけ触れてゆきたいと思います。

    今回は3つの介護経験者の、他業種でも役に立つ経験を基にした特徴

    ①人に喜んでもらうのが好き

    ②先回りして考えることができる

    ③発想を転換させられる

    を例にして少しお話をさせて頂きたいと思います。

    ①人に喜んでもらうのが好き

    介護の仕事をしている人は、いやいや仕事をしているわけではなく、人に喜んでもらうのが好きな人が多いため、どんな仕事においても、仕事の基本は「誰かが困っていることを解決すること」にあります。そのため、介護の仕事をしている。もしくはしていた方々は、商売が下手なわけがないという副産物を実は得ているのではないかと思っています。

    ②先回りして考えることができる

    介護の仕事をしている方々の中でも、特に女性はテキパキ動いていることが多いと思います。きっと頭の中で「もしも」を想定したり、忙しい中で時間の調整を行ったりすることがとても上手な方々が多いのだと思います。これは、不測の事態に直面しても、解決する能力や調整する能力が日常業務の中で養われているのかもしれません。

    普段関係ないと思っていても、実際にどんな仕事をしても、必ず不測の事態は起きますし、解決しなければならない課題は次々に現れます。そんな時に介護の仕事で経験した忙しいときに次々にトラブルが起こることが、実は他業種に転換した時にも役に立っていると言えます。

    ③発想を転換させられる

    介護の仕事をしている方々は日常業務がとても多いです。すべての業務を工程で分けた場合に、一日で効率よく、且つ「満足していただけるように」こなすのはもはや“心技一体”といったところでしょう。そのため、これでは時間が間に合わない!と判断した時には考え方を変えて発想を転換して何とか業務をこなしつつ利用者の方々の満足度を上げていると思います。忙しい中にもどこか冷静さを持っているのは、なぜか頼られるとよくいう介護職の方々の特徴でもあるのではないでしょうか?

    このように実は一見関係ないようで介護の仕事を経験した方々は、他の仕事に移ったとしても上司や同僚から高い評価を受けることがあるのだと思います。

     

    さて今回は、「関係ない事も実はつながっている」というテーマでコラムを書かせていただきました。

    それではまた来週お会いしましょう。

    (清水勇耶)

     

    プロフィール

    清水勇耶(しみず・ゆうや)

    ケアマネジャー。株式会社ワンダフルライフ代表取締役。みんなでケア開発者。

    一人よりも二人より多くの方々の幸せのためにという法人理念の基、関わる皆様に介護業界がより良くなるようなご提案のできる仕事を心がけている。また、福利厚生としてLVMHグループの介護福利厚生、介護ロボットの活用、その他介護支援専門員問の研修・セミナーなども行っているなど、幅広い分野で活躍中。主な取得資格等:介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事、厚生労働省IOTロボット評議員、同省介護ロボット講師、AI・IOTシニアコンサルタント、ビジネスモデル検定1級、運行管理者