脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(3月後半)
脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。
テーマ:決断・判断を早くすると変化すること
3月後半は、新年度の始まりの準備でどの会社もバタバタと忙しいかもしれません。そのように忙しく仕事をする上で、重要な資質の一つとして考えた時に”決断力”を挙げる人は多いかもしれません。これは特にリーダーに対して求められる要素であるように感じます。しかし何かに決断を下すということは、その前提として選択肢の精査、決断後の影響も考えた上で最善の決定を下すため、かなり難しいことだとも言えます。
心理学の見地によると、決断力の早さはそのまま当人の考え方のフットワークに結びついているとされています。日本人の特徴に、欧米人と比べて自分の意見を明確に言わないという点があります。ある意味それは慎み深さともとれますが、傍から見ると優柔不断に見える=決断力がないというイメージを持たれることも多々あります。これには決断をすると責任を取らされることへの恐れもあるでしょう。
決断をするコツは、まず自分の意見を白黒ハッキリつけるようにするところにあります。コロンビア大学のジェニファー・キャンベル博士の行った実験によると、優柔不断で自分に自信がない人はイエス・ノーどっちつかずの回答を返すという結果が得られました。そのため、質問には普通やまあまあと返答せずに、明確な答えを出すようにしてみましょう。次第に決断力が身についてくるはずです。
・ラッキーアクション:海を眺める
・ラッキーアイテム:マイボトル
・ラッキーカラー:ターコイズブルー
また、決断できない=優柔不断になってしまうのは、考える時間があることも原因なのだとか。そこで“時間に制約を設ける”という方法を取り入れてみるのも良いでしょう。ひとつの例として「0.2秒以内にYESと言う」というテクニックがあります。
これはスポーツやコーチングの世界でよく用いられる手法ですが、考えるという作業をせずにYESという練習をすることで、脳が肯定的な状態のまま自然と身体が動くことになります。あれこれ考えずにYESと言えるようになれば、自ずと決断力が早くなるでしょう。具体的な話はそこから詰めていけば、意外とスムーズにいくことも多いはず。
普段私たちが使っている能力は、脳内で考えるとたった3%程度。つまり、1%を開拓するだけで、単純に考えると才能が1.3倍にもなる計算なのです。
時代に傑出する大物のほとんどは、判断を30秒以内、行動は10秒以内に決断しているのだとか。実は決断力は時代を牽引するパワーなのです。
これをもって、今月下半期の運を下げないお話とさせていただきます。
(脇田尚揮)
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