脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(4月前半)
脇田尚揮の運を「下げない」お話は、様々な肩書や資格を有しTVメディアでも活躍する脇田尚揮さんから隔週で一言述べてもらうコーナーです。
脇田尚揮の今月の運を「下げない」お話(4月前半)
・テーマ:頑張り過ぎずに自己実現してみる
4月、古くは「卯月」と言われ、「和風月名」と呼ばれる暦。卯月の意味や由来は数多くありますが、今現在最も有力とされているのが「卯の花の咲く月」が転じて卯月となった説や、旧暦の卯月 (旧暦4月)の時期は、稲の種を植えるころになることから「植え月」とされる説があります。
春は様々な出会いや所属のシーズン。別に意識して擦り合わせている訳ではないのに、周囲の人たちにだんだん似てきた…… このように感じた経験はありませんか。実は私たちは無意識のうちに、周囲の人たちの表情や行動パターンに自分を合わせて(似せて)生活していることが少なくありません。
このメカニズムは、脳科学の分野においてリッツォラッティ博士によって発見された“ミラーニューロン”によるものだと言えます。これは自らが行動する時と他者が行動するのを見ている状態の両方で、脳内において活動電位を発生させる神経細胞。
ミラーニューロンは他人がしていることを見て、自分のことのように感じる“共感能力”を司っており、他者の行動を見た時にまるで自分が同じ行動をとっているかのように”鏡”のような反応をすることから名付けられました。例えば、地域の方言や釣られ笑いなどがそれに該当します。
・ラッキーアクション:趣味サークルに所属する
・ラッキーアイテム:ストール
・ラッキーカラー:黄緑色
実はミラーニューロン機能は、進化の過程で周りと自分を比較して、自分の不適応な行動などを周囲に合わせて修正したり、より早く環境に順応していくために重要な機能だとされています。しかも無意識なので労力も感じず早く習得できるため、この機能を応用することでなりたい自分へ変わることも可能だと言えます。
そのためにはまず、ビジョンを見つけることが大切です。どんな自分になりたいのかを明確に設定しイメージを持つこと。次に、そのビジョンに近い要素を持っている人や環境の集団を見つけること。そして、その人や環境の中に自分自身を入り込ませたり参加することです。
そうすれば、あなた自身がなりたかった理想の自分像になる(自己実現)ために、ミラーニューロンが無意識的に動き出してくれます。これはまさに立場や関わる人、環境が人を創るということの良い例だと言えます。
自力で自分を変えるのは難しいことですが、ミラーニューロンと環境の力を使えば意外と容易に変わっていけるのです。
これをもって、今月上半期の運を下げないお話とさせていただきます。
(脇田尚揮)
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