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介護のちから

介護のちから~第11回~コミュニケーションの意識③

介護のちから 2022.03.24
介護のちから~第11回~コミュニケーションの意識③

    こんにちは毎週お届けするコラムを担当する清水です。

    今回は「コミュニケーションの意識③」最終回について触れてみたいと思います。

     

    はじめに

    今回で、いよいよコミュニケーションの意識のお話は最終回となります。

    今回はこのコミュニケーション方法として、1つ継続することの大切さや、本質的な部分に触れてゆきたいと思い、コラムにさせて頂きました。

    最終章のコミュニケーションの意識として、「社会的信憑性」というテーマを選択してみました。今回は少しコミュニケーションとは離れてしまうかもしれませんが、人と人が会話を交換することや、人の話に耳を傾ける事もコミュニケーションの1つと思いますので、もし、ご興味があれば少しだけお付き合いいただければと思います。

     

    ③社会的信憑性

    これは非言語的要素も含んだもので、信憑性が高いことは説得効果が高まるということにつながるそうです。「専門的知識・技術」を持った人は「信頼できるだろう人物」とされ、スピーチやプレゼンを行うことで「専門的知識・技術を持った人物」と評価される傾向にあるというデータが存在するそうで、信頼が寄せられるそうです。

    ですが、何が正しい情報で、何がそうでない情報なのか、それらを取捨選択し、判断を行うには知識の習得が避けられない部分でもあるので、情報が多い現代社会では、逆にとても難しいところだと思います。

    ただ、現代社会は「情報化社会」と呼ばれるくらいなので、世の中に多くの情報が飛び交っているのは、当然の事だと思います。情報にも質があるように、多くの情報が本当の意味で役に立つかどうかは情報に触れた「本人」にしかわからない事と感じます。

    コミュニケーションを取る際にもいかに「専門的知識・技術」を持っていたとしても、情報を選択するのは自分自身であることに留意をしなければ、情報化社会の表面的部分に踊らされてしまうのかもしれません。このように本来コミュニケーションは人と人が介する重要な部分でもあるので、「なんでも鵜呑みにしない」ということに留めておきたいと思います。

    人との会話やコミュニケーションには無数の様々なシチュエーションがあります。そのため、場合に応じて使い分けができたり、スムーズな人間関係が構築されるといいですよね。

    「人は伝え方が9割」と言われるように、自分の思いをどのようにして相手に伝えるかということは、コミュニケーションの、ひいては人間関係において“かなめ”となるところだと言えます。自分の思いが違った形でゆがめられて相手に伝わってしまわないよう、発信する側としても意識しておきたいものですね。

    今回のテーマ「コミュニケーションの意識」に関しては以上になります。

    今回の章は以上になりますが、今後も皆様の少しでもお役に立てるような情報として、多くの皆様に読んでもらえることで発信者としては大変励みになります。

    (清水勇耶)

     

    プロフィール

    清水勇耶(しみず・ゆうや)

    ケアマネジャー。株式会社ワンダフルライフ代表取締役。みんなでケア開発者。

    一人よりも二人より多くの方々の幸せのためにという法人理念の基、関わる皆様に介護業界がより良くなるようなご提案のできる仕事を心がけている。また、福利厚生としてLVMHグループの介護福利厚生、介護ロボットの活用、その他介護支援専門員問の研修・セミナーなども行っているなど、幅広い分野で活躍中。主な取得資格等:介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事、厚生労働省IOTロボット評議員、同省介護ロボット講師、AI・IOTシニアコンサルタント、ビジネスモデル検定1級、運行管理者