介護のちから~第12回~結果を取るか過程を取るか
こんにちは毎週お届けするコラムを担当する清水です。
今回は「結果を取るか、過程を取るか。」について考えを巡らせて触れてみたいと思います。
はじめに
さて、前回まで3週に続いたコミュニケーションについてはいかがだったでしょうか?
今回からは、また通常のコラムに移りまして、「結果を取るか、過程を取るか」について触れていきたいと思います。
今回はかなり主観も入り混じったコラムになってしまいそうですが、ご容赦いただけるとありがたく存じます。それでは、始めてゆきたいと思います。
結果を取るか、過程を取るか。
いきなり1つ質問です! 皆様の人生においての経験は同じ24時間という時間の中で平等でしょうか?私の答えはYesであり、Noであります。
答えになってない!!!という批判の声が聞こえてくるのは、聞こえない言葉が聞こえる介護業界用語で「幻聴」かもしれません…… という冗談はさておき。
【時間軸単体で24時間】と考えたとき、1日の時間軸を人口にフォーカスしてみると
【24時間×人口】となり、
常に正確な数値は計れません。それだけ多くの人々を介すると、誰か別の他者と同じ【行動】をする人は1人としていないと思います。
そして、その行動の裏には様々な選択肢や情報が入り混じって選択の幅を広げ、その人の生活を構成しているのではないでしょうか?
情報化社会の中で、私たちがよく見る情報源として、テレビニュースは当たり前かもしれませんが、インターネットの○○ニュースやツイッター、フェイスブック、ユーチューブなども見られる方々も多いかもしれません。
このように私たちは無数の情報に触れています。たとえば1分間で考えたときに、その1分間に多くのユーチューバーさんが情報を違う形で配信している時で考えてみましょう。
多く見られる動画と全く見られていない動画があった際、視聴者の方に多く見られている動画は努力をして世に出た動画として見られますが、見てくれる方がいなければ世に出る確率は減ってしまうと思います。
これは介護サービスにも同じことが言えるのかもしれません。営業力や発信力がある介護の施設や事業所さんが、口コミで「あそこは良いよ!」と言われるか、特定の条件で選択されるか、は様々あります。ただ、結果として喜ばれるサービスが提供されることにより、安心できる暮らしを享受していると思います(今回は「性善説」で)。
その過程で、実際に結果までのプロセスに違いがあっても、人生の終盤に関わることが多い介護業界は本当に重要な役割を果たす仕事に違いないと思います。
本テーマの「結果を取るか、過程を取るか。」についても両局面で何が一番良い方法というものはないと思い、あやふやな回答をしましたが、自分でした選択が続けられれば結論それが良いのではないかと思います。これは介護をする人も受ける人も同じなのでは…… と感じます。
「当たり前」がこの業界ではとても大変で、支える側も利用者の方々が笑顔で過ごしていればそれが“答え”なのかもしれませんね。
この業界は答えがないという声をよく耳にするので、答えがあっても良いのではないかと個人的には思います。過程は結果に直結しないかもしれませんが、意外と近くに答えがあるのかもしれませんね。
今回のコラムは以上になります。
本コラムを掲載して12週となりましたが、こんなに大変とは思ってもいなかったので、まだまだ結果が見えませんが、今後も応援して下さる方が一人でもいらっしゃると、とても励みになります。それではまた来週お会いしましょう。
(清水勇耶)
プロフィール
清水勇耶(しみず・ゆうや)
ケアマネジャー。株式会社ワンダフルライフ代表取締役。みんなでケア開発者。
一人よりも二人より多くの方々の幸せのためにという法人理念の基、関わる皆様に介護業界がより良くなるようなご提案のできる仕事を心がけている。また、福利厚生としてLVMHグループの介護福利厚生、介護ロボットの活用、その他介護支援専門員問の研修・セミナーなども行っているなど、幅広い分野で活躍中。主な取得資格等:介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事、厚生労働省IOTロボット評議員、同省介護ロボット講師、AI・IOTシニアコンサルタント、ビジネスモデル検定1級、運行管理者