介護のちから~第16回~専門職の知識と技術
はじめに
こんにちは、毎週お届けするコラム担当の清水です。
今日は「専門職の知識と技術」というテーマに沿って、話をしてみたいと思います。
専門職の知識と技術
今回は、介護分野で発揮される他業種連携にもつながる「専門職の知識と技術」において、それぞれの専門職の考え方と知識についてお話をしてゆきたいと思います。
介護の仕事で多職種連携と聞くと、皆さんは大きく分けると「医療職」、「介護職」と2つに分類されることが多いと思います。医療職といえば、花形の医師、歯科医師、看護師、更に裏方でもあり、縁の下の力持ちでPT、OT、ST、歯科衛生士、保健師、その他数多くの有資格者の方々が挙げられると思います。
また、介護職で言えば、花形の介護福祉士、ケアマネジャー、社会福祉士、福祉用具専門相談員、実務者研修修了者、その他多くの方がいらっしゃいますね。その中でも介護の仕事は医療と常にコラボレーションしている感覚があります。例えば、介護福祉士さんと看護師さんが専門的見解を話し合っている姿なんてかっこいいですよね。
これを介護以外の世界では、例えば建物の管理を日常からしてくれる管理会社さん(介護士さん、看護師さん)がいて、契約者(利用者)さんの希望に沿う形で今困っている物件を改善するよう考える建築士さん(医師)、といったところでしょうか。
分野は違ってもそれぞれの専門職の力を発揮した時に、チームのパワーは最大限に引き出されるものと思います。そして、そこには一人一人様々なドラマがあり、その中で培われた知識と能力があることで今後の利用者さんの生活が一変するのではないでしょうか。
そう考えると、家を買う際に「一生の買い物」という言葉のように、誰から買うかが重要で、金銭はさておき、人生において介護も誰からサービスを受けるかで、一生に関わる事なのは言うまでもありません。
そんな身の回りを支援してくれる方々個々にプロとして、意識を皆で統一されて協力してくれる“支援体制”って素敵ですよね。そのために日々心身を錬磨され、専門職としての知識と技術を取得されているのだと思います。改めて素晴らしい事と思いましたので、今回のコラムとさせて頂きました。
今回は、「専門職の知識と技術」というテーマでコラムを書かせていただきました。
それではまた来週お会いしましょう。
(清水勇耶)
プロフィール
清水勇耶(しみず・ゆうや)
ケアマネジャー。株式会社ワンダフルライフ代表取締役。みんなでケア開発者。
一人よりも二人より多くの方々の幸せのためにという法人理念の基、関わる皆様に介護業界がより良くなるようなご提案のできる仕事を心がけている。また、福利厚生としてLVMHグループの介護福利厚生、介護ロボットの活用、その他介護支援専門員問の研修・セミナーなども行っているなど、幅広い分野で活躍中。主な取得資格等:介護福祉士、介護支援専門員、社会福祉主事、厚生労働省IOTロボット評議員、同省介護ロボット講師、AI・IOTシニアコンサルタント、ビジネスモデル検定1級、運行管理者